「子どもたちが大きくなって社会に出る時、それがどんな時代であっても、自分で道を切り開き、しっかりと地に足をつけて活躍してもらいたい」。それが明治時代に森村学園を創った森村市左衛門翁の願いであり、私の願いでもあります。森村学園は、幼稚園から高校までの15年一貫教育校として、建学の精神『独立自営』、校訓『正直・親切・勤勉』を土台とした教育を行っています。その中で幼稚園は、初めての社会生活の場であり、人間形成の基礎を培う大切な出発点となります。幼児期に知育、徳育、体育をバランスよく育てることで、その後の子どもたちの可能性や個性が広がります。
森村学園には、たくさんの木々や四季の花々があり、虫や鳥たちがにぎやかに集まってくる豊かな自然環境があります。その中で子どもたちは、発見や感動を味わい、知的好奇心を育みながら、考える力を養っています。
子どもにとって“あそびは学び”です。子どもたちは、森村独自の主体性を重視した良質なあそびを通して、楽しみながら、自己解決力や自己実現力を身につけています。
森村学園では、幼稚園から高校までを通して「ランゲージ・アーツ(言語技術)」に取り組んでいます。幼稚園はその礎として、『言葉を育てる』ことを大切にし、“ことばあそび”や“絵本の読み聞かせ”、“発表”などを行っています。子どもたちは、毎日さまざまなことばに触れながら、コミュニケーション能力を伸ばしています。また、ネイティブの先生による「英語あそび」では、物おじせずに外国の方と触れ合うことができるマインドを養っています。
森村学園 幼稚園は、一人ひとりの能力を引き出し、その力を最大限に伸ばしながら、子どもたちの『生きる力の基盤』を築いていく幼稚園です。