「あなたは何ができますか？」かつては、子供たちに「何を知っていますか」という問いかけをしていました。しかし、現在の子供たちの世代には、「あなたは何ができますか？」が重要な問いとなります。すべての子供たちは、自ら学ぶスキルを身につけ、総合的な知識の土台を築き上げ続ける必要があります。この土台となる知識の上に、幅広い人生経験が加わることで、重層的で複雑な意味を理解することができ、またその知識を積極的にかつ巧みに活用するための枠組みが形成されます。AIや自動化ツールが加速度的に発展しても、重要な問いは「あなたは何ができますか？」ということに変わりはないでしょう。したがって、学校教育では、認知能力に加え、非認知能力を備えた生徒の育成をし、一人ひとりが理想の姿に向け、潜在能力を十分に発揮できるように導かなくてはなりません。本校の「アカデミックマインド」「テクノロジーマインド」「グローバルマインド」を軸としたイノベーションマインドプロジェクトでは、認知能力の育成はもちろんのこと、長期間に及ぶ勇気、集中力、決断力、前向きな姿勢、そして、挑戦・活躍・貢献や自己革新といった充実した人生を送るために必要な非認知能力の育成も重要だと考えています。