森村学園幼稚園では、各クラスに応じて個人持ちの製作道具を持ち、自分のお道具箱に入れておきます。年少桜組ではクレヨン、年中菊組になるとクレヨンに加えパスティック、年長藤組では、パスティックに変わり色鉛筆、そして個人持ちの絵の具などです。これまでのブログでもご紹介したように、桜組・菊組でも絵の具は扱いますが、すべて幼稚園のものを使用します。藤組では「自分の絵の具セット」を持つことで、道具の扱い方や管理の仕方なども覚えて使うことになります。
藤組は、先日初めて個人絵の具を使った製作をしました。子どもたちにとっては、ちょっと誇らしくもあり、わくわくする体験となります。先生の話を聞き、限られたスペースに筆洗いバケツ(これは幼稚園のものです)や、パレット、絵の具、筆をふくための雑巾を準備するところから始まります。絵の具を出すパレットの扱い方や、筆の洗い方、絵の具の混ぜ方もひとつひとつ丁寧に覚えていきます。前回のお誕生会のお楽しみ「色水あそび へんしんおばけ」で見た新しい色を作る方法も覚えていたお友だちもたくさんいました。
今回は予め線が引かれ、色が指定された画用紙が一人ひとりに配られました。どうやらこれは、全員の作品が集まってひとつの作品になるようです。このたびの「新しい生活様式」の保育の中で、なかなか「グループ活動」ができない難しい状況の中で、「みんなで力を合わせよう」という経験を子どもたちにしてもらいたいという担任の想いがそこにあります。