10月2日(水)、中等部2年生の今回の職業講演は翻訳家宮坂真央さんがいらしてくださいました。84期の卒業生でもあり、現在フリーランスの翻訳家としてご活躍の宮坂さんから、英語を活かした仕事のお話を伺うことができました。留学されたときの体験、大学で学ばれたこと、会社組織の中で翻訳に関わるお仕事をされていた時のことから、翻訳をされるときの決まり事、ご苦労なさっていることなどとても興味深いお話をいただきました。翻訳という仕事内容のみならず、英語の力を活かした職業の内容に、今、英語学習をしていくことモチベーションアップにもつながりました。さらに英語文化の中で生きていくということは、最後に意思表示をする日本の文化と違って最初に結論を明確に話さなければならないという言語技術の学習につながる意識も伺うことができました。また、質疑応答の中で、「ご苦労されること」には「I」という単語にも「私」なのか「俺」なのかのキャラクターによる訳し分けが必要なこと、英語でのジョークを日本語でも伝えていく工夫など、日ごろ無意識にみている映画やドラマの字幕に、訳詞家の影の努力も知ることができ、とても有意義な講演会でした。