3月19日（金）、中等部3年生（第106期生）187名に卒業証書が授与されました。体育館での授与式では卒業生総代に卒業生の代表として校長から証書を授与しました。教室に戻り、各クラスの担任からは一人一人に卒業証書が授与されました。

以下は、江川校長の式辞です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中等部3年生の皆さん、ご卒業、誠におめでとうございます。高等部に進学される皆さんは、これからも共に頑張っていきましょう。新天地へ羽ばたく皆さんには、本学園での学びを礎に、さらなる飛躍をとげていただくことを心より期待しております。

また、今日まで皆さんを支え、励ましてこられた保護者、ご家族の皆様にも心からお祝い申し上げますとともに、本学園に対する、これまでのご支援、ご協力に対し、深く感謝申し上げます。

さて、皆さんは3年前の春に森村学園中等部に入学してきました。皆さんは3年前のその時の気持ちを覚えているでしょうか。ちょっと不安な、それでいてわくわくするような気持ちだったと想像します。

それから3年。中等部で過ごした時間は、どんなものだったのでしょうか。きっと、楽しいこともあれば、苦しいこと、大変なこともあったと思います。特に、昨年度の2月の終わりから6月までのコロナ禍による休校で、皆さんは友達とも先生とも会えない期間がありました。

ここで今一度、3年間を振り返ってみてください。そして、高校生になった自分に期待することを考えてみてください。それを書き留めておくと、後から自分を客観的に見る助けになります。中等部で3年間学んだ皆さんには、そういう能力が備わっているはずですから、高等部の入学式までの時間の一部をそんなふうに使ってみてもらいたいと思います。

そして、森村学園の「建学の精神」である「独立自営」の言葉の通り、自らの「未来」を思い描いて、挑戦していって欲しいと思います。校訓「正直・親切・勤勉」は愛に満ちた社会をつくるときの合言葉です。卒業は、新たな挑戦のはじまりです。引き続き、一緒に頑張っていきましょう。

本日を持ちまして、中学校のカリキュラム、すなわち義務教育を終えました。4月からの高等部の教育は、皆さん一人一人が意志を持って、自発的に学ぶものなのだということを忘れないでください。

中等部3年生の皆さん、ご卒業、誠におめでとうございます。

森村学園中等部・高等部　校長　江川昭夫