蒸し暑い日々が続きますね。
思い返してみれば、1年余り前、この時期はオンラインの授業からようやくリアルの授業に変わり、おっかなびっくり学校生活が始まった時期でした。オンライン学習中は、友達や先生と直接顔を合わせることができませんでしたから、人と言葉を交わすことのありがたさが身に染みた時間でした。
1年経っても状況はまだ落ち着かないとはいえ、今はこうして学校に来て、友達や先生たちと顔を合わせることができます。それであれば、去年できなかった気持ちの良いあいさつを交わし、学校をより快適な場所にするのはどうでしょう。
そんな気持ちから、「生徒指導部」×「国際交流・多言語教育センター」のコラボレーション企画として、「多言語あいさつ運動」実施することにしました。
現在、校内のいろんな場所に、国旗を背景にしたあいさつの言葉が張り出されています。「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」「またね」などに加え、ところどころに変わり種も隠れています。生徒たちは冗談まじりに、インドネシア語やスペイン語、ドイツ語などであいさつを交わしています。すごいときは、廊下を歩いているだけで、6か国語くらいであいさつされます。
あいさつはコミュニケーションの基本中の基本です。
どんな国で、どんな言語や文化でも、あいさつさえ交わせばその場面での居場所は確保されますし、そこから発展するコミュニケーションもあるはずです。あいさつの重要性は、今更述べるほどのこともありません。
外国語の学習ももちろん大事ですが、コミュニケーションの最初のカギは、案外もっと身近なものなのかもしれませんね。