本校では楽しみながら外国気分を味わい、なおかつ多言語多文化・探究学習のきっかけとなるように、月ごとに記念日や祝祭日を抱える地域を割り当て、校内をその雰囲気で盛り上げています。
ここのところ、世界情勢も大変なことになっています。
世界の平和を祈りつつ、その実現には、まず「知る」ところから始める必要がありますね。
3月は「西欧月間」。森村学園の世界一周の旅も、いよいよ仕上げの月です!
3月の西欧は、アイルランドのSt. Patrick’s Dayが有名ですね。
これは、アイルランドの守護聖人、聖パトリックの命日で、彼がアイルランドにカトリックの教えを広めたことを記念するお祭りです。世界中でアイルランドにルーツを持つ人たちを中心に、この日をお祝いします。3月17日がこの日で、この日近辺の週末は、各地でさまざまにパーティーが開かれます。
日本でも表参道などで、緑色のものやクローバーなどを身につけた集団がパレードしてるところを見ることができます。参加もできますよ!
校内の国旗もアイルランドを中心に、西欧諸国のものに替わりました。
どことなく見慣れた国旗が多いでしょうか?全部わかるかな?
こうして1年間、各国の国旗を通じて、世界を巡る旅をしてきましたが、こうしている間にも世界は自然の偉大さや人間の行いで大きく動き続けています。
コロナウィルスに翻弄され続ける毎日に加え、海底火山の爆発や、今なお目まぐるしく状況が変わるウクライナでの戦争など、私たちには考え、行動しなければならないことがたくさんあるのだと思い知らされます。
このような大規模な出来事を立て続けに目の当たりにすると、私たちにできることなどないのではないかとも思ってしまいます。
でも、私たちの世界に対する小さな小さな理解が、明日の平和と人類の叡智にほんの少しであっても繋がっていると信じたいですね。
この「多文化月間」が、そのような未来を作るみなさんの、何かのほんの小さなきっかけになれるのなら幸いです。
西欧月間とは別に、先日までトンガ王国国旗がかかっていた北階段には、現在ウクライナ国旗が掲揚されています。
一日も早く世界に再び平和が訪れますように。