森村学園名物、月替わりのイベントの「多文化月間」を彩る「多文化ごはん」ですが、西アジア・南アジア月間の今月はインドの国民食「ビリヤニ」風の炊き込みご飯を特別メニューとして提供しました。今回もカフェテリアで頂く、作り立てスタイルです。
インドと言えばカレーですが、このビリヤニもカレー風味。ただし、カレーピラフとは違って、漬け込んだタンドリーチキンをごはんと一緒に炊き上げるスタイルで、水分もしっかり残っている味わい深い料理です。ほろほろに崩れるチキンも食感と味わいにアクセントを加えてくれて、食べ進めるとほのかなピリ辛感が口に残ります。
辛いものが苦手? 大丈夫です! そんな時に横に添えられた「チャイ」をどうぞ! 「チャイ」は西アジア・南アジアで広く飲まれているミルクティーですが、本場のチャイはとにかくとんでもなく甘いことで有名。今回提供しているのは甘さ控えめですが、それでもやさしい甘さは健在です。
え? カレーに甘いミルクティー? なんて思った人はいませんか? ほら、街の本場のカレー屋さんで、マンゴーラッシーを一緒に頂くでしょう? ピリ辛でしびれた口の中に、チャイの甘さはビックリするくらいよく合うんです! 甘い⇔ピリ辛を行ったり来たりする、味の綱引きを楽しみながら、ところどころにタンドリーチキンのアクセントを楽しみつつ、スプーンが進みます。
カフェテリアの栄養士さんにインタビューしてみたところ、本場のビリヤニはインドのお米バスマティ・ライスという長粒種で炊くのですが、今回は日本のお米で炊いている上、一緒にタンドリーチキンを炊き上げるので、水の加減が難しかった! と、そのご苦労を話してくださいました。そして、チャイの甘さ調節も結構な苦労があるようです。いつも美味しいご飯をありがとうございます!
気が付けばもうすぐ12月。冬の足音も近づいてきました。「北欧月間」の12月はすぐ試験に入ってしまうため、多文化ごはんはお休みです。また次の企画もお楽しみに!