こんにちは。国際交流・多言語教育センターです!
森村学園の「多文化月間」は、楽しみながら多言語多文化探究学習のきっかけとなるように、それぞれの月に記念日や祝祭日を抱える地域を割り当て、校内を盛り上げているものです。先月1月は「アフリカ月間」でした。
この「多文化月間」は、ランダムに地域を割り当てているわけではなく、その月にゆかりのある国や地域にちなんで設定しています。
1月のアフリカを彩るイベントは…モロッコの独立記念日! W杯では破竹の勢いでアフリカ勢として史上初のベスト4入りを決めたことがまだ記憶に新しいですね。モロッコの独立記念日は1月11日です。
モロッコは第二次世界大戦中、フランス保護領やスペイン保護領などになっていましたが、戦後1月11日に独立を宣言し、晴れて主権を回復した歴史があります。W杯ではベスト8をかけた戦いでスペインを破り、次戦はポルトガルを撃破、続く準決勝ではフランスとの決戦……と、まさにこの組み合わせが実現し、大いに盛り上がるどころか暴動事件にまで発展したことは、皆さんも覚えているでしょうか。かつての植民地と旧宗主国の複雑な関係性は、我々にはなかなか実感の持ちにくいものかもしれません。
一口に「アフリカ」と言いますが、エリアも東・西・南・北・中央と分かれ、実はアフリカは多様性の大陸でもあります。本当はひとくくりにできるような単純な地域ではないのですが、日本に住む我々には、今一つなじみを感じにくい地域でもありますね。
今月はそんなアフリカの国々の、普段はなかなか目にすることの無い国旗を多く掲揚しています。「そもそもアフリカの国々に詳しくないから、国名を言われてもわからない!」なんて言わずに、この機に人類のふるさととも言われるアフリカの大地に思いを馳せてはいかがでしょうか。
今年度もいよいよラストスパートの3学期。進級や進学の前の、最後の準備期間です。来年度のよいスタートに繋げたいですね。