今回の理科見学では、慶應大学理工学部西村研究室を訪問しました。西村研究室は素粒子・宇宙線物理学という分野の研究を行う研究室です。スーパーカミオカンデという岐阜県にある大きな実験装置で使用される検出器に関する研究などを行っています。参加した高等部2年の生徒たちは、素粒子に関してのわかりやすい説明を伺い、実際に実験の様子を見学させていただきました。特に霧箱の実験(アルコールの過飽和蒸気の中を放射線が通ると、その通り道に沿って飛行機雲のような霧が観察できる装置)では、生徒たちが興味深く観察していました。また、機械工学科と管理工学科の研究室も見学し、多くの大学院生から様々なことを親身に説明していただき、貴重な経験となりました。
生徒の感想より
・実際に実験で使う機械を触ったり、学生の方にこれから勉強をしていく上で参考になる話を聞くことができたり、限られた時間の中でも普段の大学のオープンキャンパスではあまり出来ない体験を沢山することができました。
・管理工学科は、学科名だけでは私もどんなことを研究しているのか最初は分からなかったですが、私たちに一番身近なことを取り上げて研究していてとても親近感を感じました。
・実験室を見て、たくさんの実験器具や機械にとても興奮しました。難しいことを研究されているけれど、自分の研究内容を楽しそうに説明してくださる姿を見て、みなさんそれぞれに好きな分野に出会って極めてる人たちだと感じ、自分もそのような分野を見つけたいと思いました。そのためには今の勉強にももっと興味を持って授業を受けようと思います。そして楽しいキャンパスライフを送るために目の前の勉強を頑張ろうと思いました。