本校の国際交流・多言語教育担当の英語科教員がインド・シンガポール教育視察旅行に参加してきました。成長著しいアジアの大国インドとシンガポールにて、激動のアジアを体感してきました。夏期教員研修で発表した内容の一部をこちらでも共有させていただきます。
GoogleやMicrosoft、Adobe、CHANEL、亀田製菓のCEOを輩出しながら、昨年人口世界一に躍り出たインド。インドは、歴史もあり、多様な文化もあり、IT教育も盛んで、今後約20年間は人口ボーナス期が続くと言われています。そんな今勢いに乗るインドで、今回訪問した中高や大学は、非常に洗練された一流の教育機関でした。世界各国が、日本がインドから学ぶ時代はもう始まっています。本校は今後多くのことをインドの教育機関から学び、様々な形で交流していきたいと思っています。中高での授業はヒンディー語の授業を除き、全て英語が用いられ、数学と理科を中心に高度な授業が展開されていました。またアートとサイエンスが融合した作品が多く展示されていたことに日本との違いを感じました。生徒たちは自立かつ自律しており、自信と礼儀に溢れた振る舞いが印象的でした。
そして、建国してまだ60年を経過していないにもかかわらず、1人当たりのGDPで日本を追い抜いた急成長を遂げている国シンガポール。物流のハブ、金融のハブ、人材のハブとして世界でのプレゼンスを高めているシンガポールですが、アジアと欧米の橋渡しの国として価値を見出そうとしており、教育の内容も最先端かつアジアと欧米の融合を果たしています。実利主義に基づいた教育が展開されており、変化の速いこの時代のスピード感を見事に捉えた教育が実施されていました。
今後、様々な形で本校の教育に今回の教育視察の成果を共有し、生徒のマインドセットをよりグローバルなものにしていきたいと思っています。