本校の高等部2年生2名が、神奈川県立神奈川総合高等学校で開催されたエディー・ジェームズ氏とそのユースチームによるゴスペル体験のワークショップに参加してきました。参加した生徒たちは、普段公立の学校との交流も少ないため、制服のない校則や学校文化の違いにも驚いていました。
エディー・ジェームズ氏のゴスペルワークショップでは、プロのミュージシャンの質、音の大きさやホールでの響き具合を肌で感じ、生徒たちは感銘を受けていました。全て英語の歌詞ではありますが、音楽初心者でも楽しめる形式のワークショップに工夫され、座席ごとにテナー・ソプラノ・アルトなどのパートに分かれ練習しました。他校含め100名以上の生徒でゴスペルのコーラスを奏でる時間は実に感動的でした。途中、ジェームズ氏がダンサーのメンバーを紹介し、「彼はドラッグ中毒で苦しんでいたが、今はやめることができた。拍手で激励してあげて欲しい」といい、会場は拍手で包まれました。そのダンサーは「ドラッグ中毒から抜けられたのも音楽の力があったからこそ」といい、自由に自分自身を表現しようとする彼らの姿に一同は感動しました。『音楽が人を救う』という音楽面だけではない学びを得ることができました。
以下は参加した生徒の感想です。(一部)
「私はゴスペルにどこか堅い印象を持っていました。しかし、このワークショップに参加したことでノリがよく、みんなで盛り上がれる音楽だということがよく分かりました。また、様々なバックグラウンドを持つ方たちが教えてくださり、音楽の力で様々な事を乗り越えたというのを聞いて、音楽の効果は絶大だと思いました。そして、他校の生徒とあまり関わる機会がなかったのでこういった場を設けてくださったことにより、新しい発見も得ることができました。貴重な機会を下さりありがとうございました。」
「プロの方のゴスペルを生で聞くことが出来てとても楽しかったです!ワークショップで参加者の方々と一緒に歌ったときハーモニーが重なって感動しました!」