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最近の森村

2025.01.14 最近の森村

【冬休み】文理融合研究ワークショップを行いました!

2024年12月27日に国文学研究資料館特任准教授の松原哲子先生をお招きして、ワークショップを行いました。
国文学研究資料館で行われている最新の研究についての講義では、現在、高精細デジタル顕微鏡や蛍光エックス線分析装置を用いた古典研究が行われていることを学びました。


その後、マテリアルとしての古典を分析する最新の研究法の一端を体験するワークショップとして、紙漉き体験と顕微鏡観察を行いました。リサイクルペーパーの材料とされている牛乳パックを使ってはがきを漉き、江戸時代の本と共に顕微鏡で観察し、質の違いを評価しました。

参加した生徒の感想を紹介します。
【中等部3年生】
時代によって本の表紙の色が違うことに驚きました。紙の中に人毛やわら等が入り込んでいるということも初めて知り、たまにみる昔の書籍の紙の汚れのようなものの正体がわかりました。そもそも、昔の紙がリサイクルされて何度も紙になっていたことを知り驚きました。
【高等部1年生】
本日は貴重な体験、ありがとうございました。前半の講義では、「そのようなアプローチから研究をすすめられるのか」と発想に驚きました。大きな課題に挑むために、一つ一つ解決して攻めていくのが研究者なのだなとあらためて気づかされました。後半の紙漉き体験では、学年問わず生徒、そして先生とも仲を深められたことも印象的でした。純粋に楽しかったです。自作の紙、大切にします。
【高等部2年生】
江戸時代の本のこと、本の材質のことを知ることができて非常に面白かったです。日本史を学んでいるので、これからの江戸時代についての学習が楽しみになりました。文理融合研究のイメージが全くなかった分野でしたが顕微鏡を使用した研究、考察はとても興味深かったです。

最新の学術研究に触れる、貴重な機会となりました。