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グローバル教育

2021.10.29 グローバル教育

放課後 多言語・多文化講座 「東欧文化」開講!

10月28日(木)、放課後多言語・多文化講座が再開し、「スペイン語」「プログラミング言語」が再スタート。それとともに「東欧・中欧月間」に合わせ、初登場「東欧文化」講座が開講されました。本校では11番目の言語文化講座です。講師はいつも通り本校の先生で、今回は東欧文化に詳しい2名の先生方が担当してくださいました。


東欧はなかなかなじみがなく、授業などでも中心的に扱われることの少ない地域です。今回講座の中心として扱ったのは「ルーマニア」と「ウクライナ」。どこにあるかわかりますか?


10月末といえばハロウィーンですが、ハロウィーンの主人公の一人、吸血鬼ドラキュラ伯爵のモデルになったのは、東欧ルーマニアのヴラド・ドラクル伯爵といわれています。ドラクル伯爵の居城・ブラン城のおどろおどろしい写真とともに、軽いルーマニア語講座、ルーマニアの食事、建築、風景などが現地の写真とともに紹介されました。またウクライナについても、ウクライナ語をはじめ、歴史、文化、産業、食事について、現地を知る先生から、なかなか聞けない貴重なお話がてんこ盛りでした。


東欧文化講座では、普段私たちが見ている「西側」からのものの見方をひっくり返し、歴史的・政治的・文化的・宗教的なつながりや関わりから「東欧」や「中欧」をとらえなおす説明がなされました。歴史の授業で習ったことが、ちょっと違う視点から語られて、熱心にメモを取りながら聞いていた生徒たちも、違う視点からものを見る難しさを実感したようです。


モルドバ語(≒ルーマニア語)で歌われた、O-zoneの『恋のマイアヒ』(飲ま飲まイェイ)の大合唱で始まった講座でしたが、ローマの末裔としての誇り高きルーマニア文化やトルコとの関わり、カトリック・プロテスタントと東方正教会の違い、社会主義ソヴィエトの影響、ウクライナとロシアの関係と民族紛争、そしてチェルノブイリ原発事故の影響と、本当に多くの内容がぎっしり詰まった40分間でした。

初歩的な内容とは言え、そんな中から多文化を通して見える新たな気づきは、将来にわたって意味のあるものになるはずです。
11月16日(火)からは、3日連続で新講座「英語イマージョン」がスタートします。