森村学園名物、月替わりのイベントの「多文化月間」を彩る「多文化ごはん」は2023年も絶好調です。「アフリカ月間」だった先月1月は、元々はイスラエルの食事「シャクシュカ」のエジプト風アレンジを提供しました。今回もお弁当ではなく、カフェテリアで頂く作り立てスタイルでした。
そもそも、「イスラエル? エジプト?」っていう人はいませんか? アフリカは確かになかなかなじみを持ちにくい地域かもしれませんが、それは私たちが知らないだけ。実際には多くの人々が生活し、多様で豊かな文化が山盛りの、面白い地域なんです。
1月の特別メニュー、「シャクシュカ」って、なかなか言いにくいですね。どんな料理かひとことで言うと、「温玉のせ、さわやかトマト風味ミートソースカレー」という感じでしょうか。イスラエル版にひき肉を贅沢に加えて、ミートソース風にするのがエジプト流なんだそうです。スパイスの風味がカレーを感じさせますが、辛さは全くありません! 口にするとトマトのさわやかさが引き立ち、見た目以上にするする食べ進められます。上に乗った温玉がまた絶妙の味わいで、黄身を崩してソースと混ぜるとやさしく味変ができるのも、飽きずに食べ進められる理由かもしれません。横につけられたサラダもうれしいですね!
この多文化ごはんは、国際交流・多言語教育センターの「○○月間」に合わせ、毎回毎回カフェテリアの栄養士さんがあれやこれやと色々考えて作ってくださっています。もちろん栄養価からアレルギー表示、原材料の仕入れの問題まで、本当に考えることは多いんです。そんな中、そもそも日本の学校のカフェテリアで「シャクシュカ」が食べられるなんて、森村学園だけじゃないでしょうか。
本格的に寒さを感じるこの頃、今月2月は「東アジア・東南アジア月間」です。次回の多文化ごはんもお楽しみに!