6月30日(日)の「日能研私学フェア2019」神奈川大学 横浜キャンパスにて私立中学校の校長対談が行われ、午後の部では、桐蔭学園中等教育学校の岡田直哉校長とご一緒に、本校の江川校長が登壇させていただきました。
テーマは「未来につながる私学の“いま”」。「進学レーダー」の井上編集長の司会により、学校がこれからどのように変わっていくかという大きなテーマでお話をさせていただきました。
当日はたくさんの中学受験を考えている保護者の方々にお集まりいただき、熱心に対談をお聞きいただきました。桐蔭学園と森村学園は、共に共学であり、学校の環境がすばらしく、グローバル人財を育てていこうという共通点があります。岡田校長からは、桐蔭学園の共学化について、またアクティブラーニングや模擬国連授業といった、たいへん興味深いお話をいただきました。
江川校長からは、本学園が創立者の森村市左衛門翁が100年以上前にグローバル人財を育てようと作った学校であること、10年前から取り組んでいる言語技術教育のことなどをお話させていただきました。
言語技術教育は、母語すなわち日本語で論理的な思考を育てる教育です。母語で論理的な思考ができれば、英語を始めとする他言語でも論理的思考ができるようになりますし、今後重要視されてくるプログラミング教育の土台ともなります。逆に言えば、日本語で論理的な話ができなければ、英語でもそれはできません。まずは母語で論理的思考の土台をつくる。それが海外大学進学も視野に入れた、森村の取り組む言語技術教育であることを、具体例を踏まえてお話させていただきました。
「子供たちには学校を卒業しても学び続ける力をつけてもらいたい。また自分で考えて自分で行動する人になってほしい。今後の社会で幸せに生きていってほしい。そういう願いのもとに、森村の”未来志向型教育“を考えています。夢の実現は小さなステップの積み重ねです。それを子供たちが重ねていかれるように、森村の教員たちは生徒の背中を押していきます」(江川校長)