長いと思っていたこの語学研修もあっという間に3週間が経ち、帰国の日となりました。
先日の土日にはフットボールを観に行ったり、グレートオーシャンロードに行ったり、メルボルン市内の観光をしたり、教会や買い物といった普段と変わらない過ごし方をしたりと様々でしたが、最後の週末を大事に過ごそうと言う気持ちは皆同じだったと思います。そしてそんな素敵な時間が終わり、帰国となりました。
ホストファミリーに見送られながらカバナントカレッジを出た我々は、16:00発の搭乗機のためひとまずメルボルン市内に向かいます。まるで映画のワンシーンのような州立図書館を見学した後に路面電車でドックヤードへ移動、まるでバースデーケーキのようなマンションに驚きながらもウォーターフロントを散策、名物のメルボルンスター、観覧車に乗りました。雨だった天気もこの時は晴れ渡り、市内一望の絶景を楽しめました。
それぞれが昼食を食べた後、バスはメルボルン市内を離れ空港へ移動、まずは第一ターミナルから国内線でシドニーへ移動しました。
綺麗な夕日に照らされたハーバーブリッジやオペラハウスを上空から見下ろしながら17:30にはシドニー空港に着陸、タラップを使って飛行機から降りると専用バスで国際線ターミナルへ移動です。カンタス航空の連絡バスは空港内を走っている為に前に飛行機が横切るときは飛行機優先のため一旦停止。なかなか普段は体験できないようなバス移動でした。
シドニーの空港では約2時間のフリータイムも取れ、各自が最後の買い物に追われました。そして定刻から15分遅れの20:30頃よりボーディングが始まり、今では貴重となったボーイング747ジャンボジェットにてナイトフライトで帰路に着きました。羽田空港には朝6時に到着、お盆で混雑を予想していましたが入国審査等の手続きもスムーズに進み、7時前には無事に解散致しました。
今回の語学研修ではカリキュラムを一部変更し、より現地の学校の授業に参加する機会を増やしました。このことにより、2回目の参加となった生徒も前回とはまた違う体験を得、様々な刺激を得たことでしょう。それと同時に現地の方々の、私たちを受け入れてくれる際の心の暖かさは変わらないものがあります。毎年毎年同じホストファミリーが森村生の受け入れに手を挙げてくれます。そのことの意味と、それがどれだけありがたいことなのかを参加生徒の皆はしっかりと考えて欲しいと思います。そして、この3週間での気付きや成長を、単に英語の成績といった数字に出る部分のみならず、日常の様々な個所において生かして欲しいと思います。その意味では、この語学研修はこれからが本当の始まりなのかもしれません。参加生徒のこれからの成長が楽しみです。