中等部3年生では、1年間かけて調べてきた自由課題研究について学年プレゼンテーション大会を行いました。すでに各クラスでのプレゼンテーションを終え、勝ち抜いてきたクラス代表の発表です。それぞれに工夫されたパワーポイントを活用して講堂で発表します。自分の興味のあることについて、掘り下げて調べる過程で、調査の方法や、アンケートの取り方や集計の仕方、研究の仕方などを学びました。さらにどのように説明すると聴衆を惹きつけられるか、といった工夫も試行錯誤しながら、お互いに学び合いました。今年は、コロナ禍において、調査のために現地へ出向いたり、図書館へ行ったりということにも制限がかかりました。さらに、発表の段階でもマスクを着けたままのプレゼンテーションとなり、顔の表情を活用しての表現方法にも制約がありました。しかし、自宅にいる時間が長かったことを活かして、インターネットを活用したり、自分で実験して記録をつけたり、本を熟読したりといった深い研究に発展しました。全員が2in1PCを持ったことにより、パワーポイントの出来栄えにも磨きがかかり、中等部3年生でこれだけの画像が作れるのだと感心した作品もありました。大会では投票も2in1PCを活用して全員が審査員になり、瞬時に投票、即日結果発表です。
この活動はここまで調べてきたことをさらに深めて、来年度の研究論文づくりへと発展します。中等部１年生の市左衛門研究から中等部2年生のボランティア活動と職業調べ、そして今年度の自由課題研究へと発展し、自分の夢の方向性を探ります。行事の少なかった今年度ですが、有終の美を飾ったひとときでした。