6月7日、雨天により延期になった体育祭が行われました。昨年は残念ながら開催できませんでしたので2年ぶりです。今年は感染防止対策として原則マスク着用の他、密を避けるため午前中は高等部、午後は中等部と時間帯を分けた開催とし、それぞれ6種目ずつ2時間ほどの競技時間で行われました。
開会式では校長先生から「みんなで大きな声援はできませんから、手が真っ赤になるような大きな拍手応援にしましょう」との呼びかけもあり、5色に分かれたチームでそれぞれの手作りチームフラッグをはためかせながら静かに、でも熱い拍手で応援の気持ちを送りあいました。
曇り空だった午前中の高等部生は恒例の1年と2年の女子が一緒に披露するダンスから始まりました。赤いハットを小道具に使った小粋なダンスの後は、森村学園が高輪にあった時代から何十年も受け継がれてきた伝統の高3女子の通称「竹ダンス」。和風の曲に合わせて2本の竹筒を手に持ち優雅にしっとりと舞う様子は、さすが最高学年!という風格を感じます。
雲が切れてまぶしい日差しが降り注いだ午後の中等部は、学年種目のリレーで中1、中2全員がバトンを持って走りました。中3の大縄跳びもクラスみんなの気持ちを合わせないとうまくいかないところが難しくて面白い競技です。
中高ともに綱引き、玉入れといった恒例の種目も静かに白熱し、最後の色別リレーは各チームから選ばれた精鋭のランナーたちが渾身の力走をみせ、最高に盛り上げてくれました。
力をだし合い、称え合い、労い合い、いつもとは一味違うクラスメイトの表情に出会い、それぞれの心の中の絆が強く結ばれた1日になったのではないでしょうか。