こんにちは。理科教諭の三枝優輝と申します。 この度、私が行った理科でのICT実践授業の取り組みが、2つの学会誌にて掲載されましたので、ご報告させていただきます。
①『動画撮影による物理実験の意義と生徒の反応』【物理分野】
(日本物理教育学会「物理教育 第72巻 第2号」)
中学3年生理科第1分野「物体の運動」を題材に、記録テープ(紙テープ)と記録タイマーによる運動の記録の仕方と,動画撮影(ICT機器)による運動の記録の仕方を比較することで,「アナログとデジタルによる教育・学習」を取り入れ,理科実験においてICT機器を使う有用性や意義について議論しました。
② 『「電気分解」と「電気泳動」を題材にした ICT 活用例』【化学分野】
(神奈川県高等学校教科研究会理科部会会報 2024年5月No.68)
中学3年生理科第 1 分野「化学変化とイオン」を題材に、生徒自身が動画撮影・編集を行うことで、実験実習の効果的なまとめ学習・知識の定着を促すことを目的とした取り組みについて紹介しています。
☞ ② 「電気分解」と「電気泳動」を題材にしたICT活用例_理科部会会報(2024年5月No.68 p.17-19).pdf
当校の生徒たちに2in1PCが導入されてから5年が経ちました。日々の授業でICT機器を活用することで、生徒たちの自己表現や科学現象の定量的理解などが確実に促進されていると感じています。今後も、この歩みを止めることなく、さらなる実践に取り組んでいく所存です。