高等部1年生と2年生の有志生徒6名が出場しました。この本選には、5月に実施された県内予選を突破し、森村学園が唯一の神奈川県代表校として選出された上での参加となりました。大会は一つの刑事事件を題材に高校生自身が「検察官」「弁護人」になって争点を見つけ出し、証人尋問・被告人質問・論告弁論など訴訟活動を実際の法廷同様に展開するというものです。試合の当日は、森村含め関東地方の都道府県を代表する10校が東京地裁に集結し、午前・午後、「検察官」「弁護人」として相手校と対戦しました。

　予選通過後から、本選に向けて支援のために神奈川県弁護士会から派遣された弁護士の先生方の熱いサポートのもと、出場生徒たちは証人尋問のことばや、論告・弁論などを何度も書き直して、当日の大会に臨みました。その準備期間に学んだこと、さらに実際の法廷に立つことができたことは大変貴重な経験となりました。

（出場した生徒の感想）

◆1つの資料を深く読み込んで、考えて、仲間と話し合って、文章に起こし、そして大会本番も集中力をもってとにかく頑張る！というような経験があまりなかったので最高に良い経験でした。

◆私は弁護側だったのですが、模擬裁判後の講評の時に、検察官の方に「弁護側の質問や弁論がよく出来ていて、このような弁護活動をされたら検察側としては困る」というようなことを言われたのが嬉しかったです。

◆実際の法廷で試合をできたことが大変貴重な経験でした。最初から最後まで自分が見ている景色が夢みたいでした。準備から本番まで楽しくて模擬裁判に参加して良かったなと思います。