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最近の森村

2024.11.28 最近の森村

【高等部2年】京都奈良修学旅行

11月12日から11月15日にかけて、高等部2年生は京都奈良修学旅行に出かけました。
初日は新横浜から新幹線に乗り、まずは平等院鳳凰堂を参拝し、お堂をじっくり眺めたり、御朱印をいただいたり、宝物館を見学したりと最初の訪問地での時間を生徒たちは思い思いに過ごしました。その後は今回の旅行の柱のひとつである醍醐寺での研修に臨みました。今年、開創1150周年を迎えるにあたり、境内では記念法要に向けた準備が粛々と進められていました。そのような中で、今年は薬師如来坐像など貴重な史料が収蔵されている霊宝館にて、総本山醍醐寺執行・総務部長の仲田順英様から、仏教の視点から考える「働くこととは」「多様性とは」をテーマにした法話を拝聴しました。仲田様は生徒たちにとっては森村の大先輩でもあります。高校生の気持ちに寄り添った優しい語り口で分かりやすくお話しを伝えて下さいました。続けて、仲田様と市比賣神社宮司、飛騨様による「日本の伝統文化」に関する対談、さらには飛騨様率いる「いちひめ雅楽会」のみなさまによる雅楽演奏、雅楽体験へと進みました。雅楽の音色は、その場を空気を一変させるエネルギーと西洋音楽にはない独特な音色の響き合いが印象的で、驚きを持って聞き入る生徒たちの様子が見られました。

 

  

醍醐寺内で夕食をいただいた後には夜間のライトアップがされた三宝院へ。暗闇に浮かぶ美しいお庭や本堂にて快慶作の弥勒菩薩の拝観もさせていただき、半日ほどの時間で実に濃密な体験をさせていただきました。今年も森村生を温かく迎え入れて下さった醍醐寺のみなさまに、心より感謝申し上げます。

2日目は京都から離れて奈良での研修を行いました。東大寺を全員で拝観した後、「奈良市内をじっくりコース」「法隆寺も満喫コース」「明日香でサイクリングコース」の3つ別れ、班ごとに立てた計画に沿って一日を過ごしました。

 

3日目は生徒が一番楽しみにしていたタクシー研修です。3,4人ずつのグループでタクシーに乗り込み、この日は一日京都を満喫しました。着物を着て京都の街を散策するグループ、少しマイナーなお寺へお目当ての仏像に会いに行くグループ、天橋立まで思い切って足を延ばすグループなど、タクシー運転手さんの力も存分に借りながら、時間ギリギリまで楽しみ尽くしたようです。

この日の夜には旅館で「夜イベ」と呼ばれる学年みんなで楽しむイベントも行われました。今年は全員が参加しやすいように考えられたゲームなどがスタッフにより用意され、クイズコーナーではマニアックな京都クイズも入れ込んで、先生方も巻き込みながら大盛り上がりのイベントとなりました。

4日目の最終日はクラスごとのコースに分かれ、保津川下りや和菓子作り体験、映画村などへ行くクラス、大阪の通天閣まで行くクラス、淡路島でうず潮クルーズに行くクラスなどそれぞれの個性が表れたコース選択で旅の最後を締めくくりました。

高2の生徒たちにとっては今回が森村での最後の宿泊行事となります。コロナ禍で宿泊行事が中止になったり行先が変更になったり様々なことがあった学年としては、思い切りみんなで、何も気にせず取り組めた初めての宿泊行事だったかもしれません。この旅で一緒に過ごした仲間たちとの関わりをこれからも大切に、残りの学校生活を過ごして欲しいと思います。